ドライブファイルストリームでGsuiteを便利に

こんにちは、昨年、一昨年と腰痛に悩まされて、2020年は腰痛に悩まされない事をKPIとして設定しているみやもとです。

今日はうちの会社で使っていて、とても便利なツールをご紹介します。その名は、ドライブファイルストリーム(Drive File Stream)。名前からして凄そうですよね?

ちなみにですが、これを使うにはGsuiteアカウント(月額680円~の有料Googleアカウント)が必要であることを前もってお伝えします。未契約でも、こういう便利なツールがあるという事を知っておいていただければ幸いです。

ファイルストリームダウンロードURL:
https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/download/
※ビジネスの方になります。

ドライブファイルストリームとは?

クラウドストレージと呼ばれるサービスの一つになります。

PC上(以下、ローカル)にフォルダ感覚でファイルをクラウド共有できる環境が作れます。 外部や内部でファイルを共有する際にローカルからデータを渡す場合に、わざわざUSBドライブやCD-Rなどのメディアを送ってという必要がないのです。

他のクラウドストレージで有名なのはDrobpoxやマイクロソフトのOneDrive、無料Googleアカウントのパーソナル向けアプリなど色々あります。

特徴

似たようなサービスがある中で、ドライブファイルストリームの特徴は2つ

  • 全てのファイルをローカルに置かない
  • 独自のフォルダパスを形成する

全てのファイルをローカルに置かない

一部のサービスでは、ローカルとクラウド上をそのまま同期するため、無制限にファイルを置けても、ローカルの容量が250GBであればその範囲でしか使えません。もちろん、部分的に同期すれば良かったり、やり方は色々ありますが、せっかくのクラウドストレージの便利さが目減りします。

それに対し、ドライブファイルストリームはキャッシュ式になっているので、しばらくアクセスしていないフォルダにあるファイルはローカルから消えます。再びアクセスした場合にクラウド上からダウンロードしてフォルダ内に表示させます。

意外と普段使うファイルは限られており、たまにダウンロードに時間が掛かりますが、フォルダ整理を行っていれば、そこまでストレスではありません。どうしても残したいフォルダがある場合は、このページの下の方に解決法を載せています。

独自のフォルダパスを形成する

例えば、OneDriveやDropboxの場合のフォルダパスは、以下のようになります。

C:\Users\《ユーザー名》\OneDrive\ドキュメント

それに対し、ドライブファイルストリームはインストールすると「G:\」という独自のフォルダパスが割り当てられます。

G:\マイドライブ\ドキュメント

独自のパスになると、メンバーのローカルパスも同様にできる

ドライブのパスを、他のチームメンバーに共有する事で、他のドライブファイルストリームをインストール済みのローカルでも同じパスで開けるのです。

ただし、Macは違うパスになる

上記のフォルダパスはWindows上でのものでMacの場合は以下のようになります。

/Volumes/GoogleDrive/マイドライブ/ドキュメント/

これが、ちょっとだけ難点なんですね、、、、、

あまり使わなくてもローカルに残したい場合

キャッシュなのであまり開かないと消える、、、、という事が気になる方もいると思います。

その場合は、以下の手順でローカルで残るように設定ができます。

  1. 対象のフォルダを右クリック
  2. ドライブファイルストリーム内にある「オフラインで使用可能にする」にチェック

上記の画像にあるように、G:\ドライブ下にあるフォルダは、「Googleドライブで開く」などでブラウザ上のGoogleドライブで開くのもスムーズです。

ただし、まだファイルがローカルにダウンロードしきれていない途中では、右クリック時にGoogleドライブと連携する項目は表示されません。

便利ですが、Gsuiteの契約が必要です。

まだGsuiteを契約されていない方は当社で設定代行サービスを行っていますので、是非そちらからお申し込みください。なお、当社のホームページサービスをご契約のお客様は設定を無償で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
Gsuite開設導入サービス

この記事を書いた人
宮本 和明

グロウニッチ代表。Web制作やマーケティングのディレクションを担当しています。

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